私のふるさとである高知県西部にある黒潮町蜷川地域は他の地方
の集落と同じように少子高齢化が進んだ地域です。
山間の集落なので広い土地は少なく、先祖代々苦労して畑を開墾
して農業を主な生計の糧としてきました。
その代々受け継いだ農地が、人口減少に伴い耕作放棄になっていく
姿を見て「せっかくの畑が荒れてしまって、もったいない」と思う
ようになり、一念発起、それまで勤めていた会社を辞め、畑を貸し
てもらい2011年から「土佐ジロー」の養鶏を始めました。
土佐ジローは産卵率が低く、飼育も難しい鶏なのですが、その難し
さも「面白さ」や「やりがい」につながっています。
はじめは300羽からスタートし、年々販路を増やしながら土佐ジロー
を増やし、今では平均1600羽を飼育できるまでに至っています。
飼育は難しくて、採算が合いにくいのですが、卵、肉共に全国的にも
評価が高い高知を代表するブランド鶏を広めたい思いで、ふるさとの
畑で、日々土佐ジローたちと奮闘しています。
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